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私の営業の仕方のお話

突然ですが、「行政書士の仕事」といえば、ひたすら書類作成とそれに伴う代理申請や書類の提出をしているというイメージですよね。

 

決して間違いではないのですが、実際には書類作成に係る時間が2割、営業している時間が8割という感じです。

 

行政書士に限らず他の士業や普通の会社員もそうかもしれませんね。

 

 

さてさて、今日は私の営業についてお話ししましょう。

 

率直に言うといわゆるプッシュ型の営業は大の苦手です

 

プッシュ型営業とは、自分からぐいぐい売り込みに行くという営業スタイルです。

 

する方はもちろん、されるのも大大大の苦手です。

 

いや、必要なときはこちらから連絡するので…(めっちゃ迷惑…)、とたじろいでしまいます。

 

知り合いや以前の仕事でお世話になったところに顔を出しても「是非うちに!ってお話じゃ全くなくて、開業したのでこういうこと始めましたというご報告でご挨拶にきました」と言ってしまいます。

 

それも建前ではなく本心で、です。

 

それでもありがたいことに社交辞令もあるかと思いますが、「何かあったらお願いします」と言ってくださる方が多いですね。

 

プッシュ型の営業は、不動産営業してた人間が言うことではありませんが、対企業であっても全く知らないところに飛び込み営業なんてもう死ぬまでしたくないと思うくらい。

 

そもそも自分の財産を売ってくださいなんて下心を携えて快く迎えてくれる人なんておりませんよね。

 

今、ご相談を受けている会社を経営しているお客様がおりますが、その方とも最初にSNSで繋がりがあったからふら~っとご挨拶に行けたようなもの。

 

 

【じゃあ、どうやって営業してるのさ?】

 

プッシュ型ではない、反対のプル型の営業を行っています。

 

プル型とは。

 

チラシを置いてもらったり、ネット上で情報提供したりして認知度を高め、お客様からの自主的なアクションを待つ営業方法です。

 

プッシュ型が自己を極限まで追い詰める超絶ハードな筋トレだとすると(私の勝手なイメージです)、種を蒔いてお日様の下愛でながらひたすら芽が出るのを待っている、という感じが近いでしょうか。

 

 

【実際そんなんでやっていけてるの?】

 

正直グイグイ行う営業よりは認知されるスピードもゆっくりだしご相談の件数は落ちると思います。

 

実際毎月1件~2件のご相談があるかないか、というのが現状です。

 

ですので、お問い合わせやご相談くださったお客様は本当に感謝しきれません。

 

ただ営業職に就いて身体を壊して辞めた経験がある自分にとっては一番ストレスもなく最適な営業法だと思っています。

 

そして仮にお客様が問い合わせしてくださったとしても決して追いません。

 

お客様の冷静な判断と自由な選択を奪ってしまう気がして、自分が好きではないからです。(不動産営業のときはこうはいかなかった)

 

実際にご相談を聞いて、可能な限りよりよい提案をし、他に最適な専門家がいれば紹介も。

 

そのうえで、是非うちにお願いしたいと言ってくださった方に対しては、行政書士として出来るお仕事であれば最大限のサポートをさせていただいております。

 

具体的には、出来るだけ迅速に書類の作成をし、こまめな報告や連絡、アフターサポートなど、基本的なことではありますがそこに心を込めて対応をしております。

 

その基本的なことの繰り返し。

 

とても泥臭い仕事だと思います。

 

それにリピーターや紹介がなくても構わない。

 

それもお客様の自由だから。

 

ただひたすらにいらしてくださった目の前のお客様のお悩みに全身全霊をつぎ込んで対応するのみです。

 

例えご依頼が増えて忙しくなってきたとしても、それは絶対に忘れてはいけない心構え。

 

 

【資金とか大丈夫なの?】

 

正直な話、それなりに蓄えがある状態で開業したので今のところそんなに焦ってはいません。

 

全く実績もツテもなく始めた事務所。

 

1~2年は依頼がなくとも踏ん張りどころだと思っています。

 

それよりも今は誰にも監視されていないという状況で恥ずかしいくらいストレスがないので問い合わせが来なくとも毎日がとても楽しいですね。

 

今日も毎日少しずつ種を蒔いて、ほどよいタイミングでお水をあげのんびり構えて頑張ってまいります!