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不動産業界にメスが…

今日は行政書士業務に直接関係はないのですが、気になる話題を。

 

本日、日本経済新聞が『不動産仲介業者の物件「囲い込み」を処分対象に 国交省』(※有料記事です)という記事を出しました。

 

国交省の改正通達はこちら

 

元不動産営業だった故に、つい「お?」と反応してしまいました。

 

 

まず、囲い込みとは何か。

 

宅建業者は物件を預かった際に業者間のみが見れる「レインズ」という物件の情報を掲載できる公的データベースに登録し公表なければなりません。

 

物件を預かるには、業者と売主で媒介契約というものを結ばなければならないのですが、3種類あるうちの専任媒介、専属専任媒介契約を締結した場合、売主は重ねて他の業者に売却依頼が出来ないという縛りがあります。

 

そうなると物件の動きを知っているのは頼まれたその業者のみ。

 

そうして客付け業者(買主側の業者)から問い合わせが来た際に、まだ売れていないのに「さっき売り切れちゃったんすよー!」と嘘を言って客付けさせずに自社で買い手を見つけることを言います。

 

なんでそんなことするのかって?

 

売主と買主双方から仲介手数料を満額もらえるからでしょう。

 

 

今までは黙認されていた部分もあったのかも知れませんが、ついにメスが入ったのでしょう。

 

不動産屋といえば限りになく黒に近いグレーなイメージが多い業界ですが(※※※私の勝手なイメージです)、もちろんとても良い業者さんもたくさんいます。

 

少なくとも今私がお付き合いのある、いわきベースエステートさんやヒカリ不動産さんは2社とも、とても誠実で丁寧でお客様第一に考えてくださる素晴らしい社長です。

 

大好きな方々なので心から推してます。不動産探しはぜひこちらの2社に!

 

 

話が反れました…。

 

それにしてもこのような方々が浮かばれず、法を搔い潜り、時には犯すような人間だけが大量に甘い蜜を吸うというのはどうも釈然としません。

 

法は一体誰のためにあるのか考えてしまいます。

 

でも、最近やっちゃダメだよと明文化されることが増えましたね。

 

士業界でもあちこち注意や規制が厳しくなったり、逮捕されたという話。

 

昨日も弁護士が後見人となり億単位で横領して逮捕されたニュースを見かけました。

 

その前には司法書士でも同じようなニュースがありましたね。

 

性善説が通用しなくなってきているのかもしれません。

 

少し寂しいことではありますが。

 

厳しく規制することも時には大切かもしれませんが、国はまず人としての道徳心の教育にしっかりと力を入れた方がいいと、私は思います。

 

今日はこの辺で。