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お客様を想うということ

開業して7ヶ月目になり、ちらほらとお問い合わせが増えてきました。

 

弊所を選んで勇気を出してご連絡をくださったこと、本当に感謝しかありません。

 

 

自分が考える以上に、目の前のお客様は不安を抱えている。

 

我々にとっては「あぁ、それくらいなら大丈夫ですよ」と思うことでも、分からないゆえにその不安が何倍にもなって膨れ上がっている状態。

 

それは常に心の中に置いておかなければならないこと。

 

業務が無事に完了し、お客様が笑顔で「また何かの機会がありましたらよろしくお願いします」と言って帰って行かれる時は、正直「あぁ、良かった」と思います。

 

最初いらっしゃる時には皆様悩みを持って来るので、とても不安そうな表情でいらっしゃる方ばかりですから。

 

 

ただ、私は決して自分から「また機会がありましたら」とは言いません。

 

お返事する時も「そうですね。もしそのときには…」と濁す感じで返事をしてしまいます。

 

なぜなら、こういった事務所に来るという事は悩みがあるから。

 

また別の悩み作っておいでね!と言っているようなものだと考えているから。

 

本来、悩みなどなく、また、各手続きも自分で出来るようになって経済的な負担もない方がいい。

 

(企業からのご依頼であれば、手続きの迅速さをお求めになってるでしょうから一概には言えない部分も多々ありますが。)

 

 

そして、なるべく金銭的な負担のないようにご提案したりしています。

 

ご自身でも簡単にできるこのような方法もありますよ、と。

 

それでも「お金がかかってもいいからお願いします」と言ってくださった方には、もちろん精一杯ご依頼くださったことに関してサポートさせていただいています。

 

私は、決して押し売りや、「是非うちに!」という営業の仕方は、元々苦手ということもありいたしません。

 

 

もちろん、ひとりで抱えて苦しんでいるのならご相談にいらっしゃるのは悪い事ではありませんし、むしろお話することで少しでも気持ちが軽くなるのであれば来てほしい。

 

私もしっかりと真摯に対応させていただきます。

 

どうすれば目の前のお客様にとって一番いいのか、そのときの自分が出し切れるご提案をしますし、相談するだけでもどうすればいいのか道が見える場合もあります。

 

お悩みに寄り添って、そのお手伝いをしたい。それだけです。

 

今日は少しばかり、自分なりの仕事の美学のようなものをお話させていただきました。

 

こんな自分が代表をしている弊所ですが、行政書士としての前に、人としてどう在るべきか、それを大切にしています。