最近、ネットニュースで「相続放棄がこの30年で6倍以上に増えた」という記事が話題になっていました。
地域差はあるものの、特に地方の不動産をどう扱うかで頭を抱えている方が急増しているようです。
かつては資産だった家や土地が、今や負債(負動産)へと変わってしまう……。
地方に住む私たちにとって、これは決して他人事ではありません。
実家の「出口戦略」を考えていますか?
実は私自身も、両親がいなくなった後の実家の扱いは以前から考えています。
兄や姉は遠方に拠点を構えており、地元に戻る予定はありません。
私一人が住むには広く、維持費もかさみます。
特に解体費用については、私の父の診療所を解体した際、当時の建材に含まれていたアスベストの処理などで、通常の3倍近い費用がかかった経験があります。
こうした想定外のコストは、いざその時にならないと見えてこないものです。
相続税の「二重課税」という落とし穴
ニュースでは、相続税が二重に発生するケースも指摘されていました。
専門的には「相次相続(そうじそうぞく)」と呼ばれる現象です。
例えば、お子様がいない方が亡くなり、その親が相続した直後に親も亡くなってしまった場合。
短期間に2度、同じ財産に相続税がかかってしまうことがあります。
もちろん負担を和らげる制度もありますが、こうした仕組みを知らなければ、大切な財産が税金に消えていってしまう……そんな政府の「根こそぎ感」を感じざるを得ません。
2023年の民法改正:相続放棄をしても「管理責任」は残る?
ここで一つ、重要な注意点があります。
「いらない不動産だから相続放棄すれば安心」と思われがちですが、2023年の民法改正でルールが整理されました。
その不動産を「現に占有(管理・支配)」している場合、放棄した後も次の管理者(相続財産清算人など)に引き渡すまでは、保存義務が残ります。
「放棄したからもう関係ない」と放置して、建物が倒壊して隣家に損害を与えた場合、賠償責任を問われるリスクもあるのです。
相続放棄は、決して「魔法の消しゴム」ではありません。
【お知らせ】いわき市役所にて無料相談会の相談員を務めます!
こうした複雑な相続の悩み、どこから手をつけていいか分からない……という方も多いはずです。
そんな皆様のお役に立てるよう、この度、いわき市役所での無料相談会にて相談員を務めることになりました!
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日程: 7月23日、8月6日、9月3日
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時間: 午前(10時〜12時)/ 午後(13時〜15時)
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場所: いわき市役所
初めてお会いする先輩方との活動に緊張もありますが、精一杯サポートさせていただきます。
「うちの場合はどうなるの?」という素朴な疑問でも構いません。
ぜひお気軽にお越しください。
最後に
相続は、人が生き、政治制度がある限り永遠の課題です。
でも、一人で抱え込む必要はありません。
専門知識と、そして何より同じいわき市で暮らす「一人の人間」としての視点で、あなたの不安に寄り添います。

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