「いつか、自分の本を出してみたい。あるいは、物語を込めた絵本を作ってみたい」
そんな願いを心の片隅に抱きながらも、どこかで「まだ自分には書けるネタがないから」と、その夢をずっと先延ばしにしてきました。
日々の業務や制作に追われる中でまとまった何かを生み出すのは、どこか遠い世界の話のように感じていたのです。
けれど、ふと足元を見てみると、そこには私がこれまでnoteにコツコツと書き溜めてきた記事たちが並んでいました。
「ネタがない」という思い込みを捨てて
本を書くというと、ゼロから壮大な何かを構築しなければならないと考えがちです。
でも、実際にはそうではありませんでした。
行政書士として法的な正確さを追求した日々。
クリエイターとして視覚的な美しさや広告効果を模索した試行錯誤。
そして、日々の暮らしの中で感じた心の温度が伝わるような瞬間。
それらを綴ったnoteの記事一つひとつは、確かに私の歩んできた軌跡であり、立派な種でした。
編集は自分自身との対話
Kindle出版にあたって、ただ過去の記事を並べるだけではなく、改めて全編に目を通し、再編集を行いました。
読者の方にとってサクサクっと読みやすい構成になっているか?
はたまた、刺激を与えられる構成になっているか?
そして何より、読み終わった後に「私の体温」を感じてもらえる文章になっているか?
行政書士としての硬さと、表現者としての柔らかさ。
このバランスを保ちながら、パソコンの画面越しでも心地よく響くリズムを整えていく作業は、まるで自分の分身を丁寧に磨き上げるような贅沢な時間でした。
表現することの、その先へ
出版申請をしてから3日後、夕方に入ってきた1通のメール。
本の販売が開始されたという、Amazonからのお知らせ。
ようやくAmazonの棚に並んだ自分の本を眺めると、不思議な感慨が込み上げてきます。
「ネタがない」と先延ばしにしていたあの頃の自分に、「あなたが歩んできた日々の中に、ちゃんと種はあったよ」と伝えてあげたい気持ちです。
今回の出版は、一つのゴールであると同時に新しい挑戦へのスタートでもあります。
行政書士という専門職として、そして一人のクリエイターとして、これからも法と表現の交差点で、誰かの心に届く発信を続けていければと思います。
もし、あなたの中にも「いつか……」と眠らせている想いがあるのなら。
まずは目の前の一歩、小さな一記事から始めてみませんか?
その積み重ねが、いつか思いもよらない形で実を結ぶ日が来るかもしれません。
今回出版した本はこちら。
もし良ければご覧になってください。

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