相手の立場に立って考える、とはよく聞く言葉である。
その人によって見えている景色が違うとは分かっていたが、特にそれを実感する出来事があった。
それは開業準備中のこと。
遊びに来てくれた友達と話をしていて資格の話になった。
内容はというと、私が今勉強中の資格の他にIT関係の資格も欲しいという話だった。
一人の女性の友人(以下、Aさんという。)は「パソコン得意だから何でもできるしいいよね。持ってると強いんじゃない?それで副業とかいろいろ出来るよね。サイト作成とか」と言ってくれた。
もう一人の男性の友人(以下、Hさんという。)は「それ、これからの仕事に関係ある資格なの?」という反応だった。
私はどちらかというとAさんと同じ思考である。
今の仕事だけではなく、趣味も含め自分に何かできることはないか、これで人のお手伝いが出来るのではないか、枝葉を広げチャンスの種を多く蒔いておく。
もしかしたら趣味に関するものの方が声がかかるかもしれない。
そこから本業にも繋がるかもしれない。
小さな芽でも大切にしたいと思う。
そして単純に、自分が出来ることが、自分という存在を知ってもらうためのきっかけであればいいと思っている。
Hさんは少し考え方が違うようで、本業にしっかりと根を張り、一本集中して取り組む人なのだろう。
それ以外の物は後回しという感じがある。
Hさんが心に持っているものは私には足りないものである。
さて、ここで思うことは。
一つの物事に対して、本当に様々な見方や考えがあるのだなと。
何が正しいとか間違いとかではない。
その人その人に合った仕事の仕方、人との関わり方。
仕事だけではなく日常でも言える事である。
そしてそれはその人にしか出来ないやり方である。
その人になろうとしてもその人でない以上、自分は自分でしかなく、自分の道やどう進むかは自分で作り上げていかなければならない。
ただ、いろいろな人の考えに触れるのは大切だとも思った。
そういうやり方があるのか。
この人はそう考えているのか。
ちょっと取り入れてみよう。
みんな何か新しい事を行うきっかけをくれる。
取り入れて、模倣して、自分の歩み方を自分で完成させていく。
時間はかかるかもしれないが、それは一つの楽しみでもある。
これからもたくさんの視点に触れていきたいと思う。
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