昨日は午後からいわきベースエステートさんに訪問し、大好きな高橋社長といろいろとお話をしてきました。
お互いの仕事のことやプライベートのこと、来月にでも食事に行こうなんて約束も。
本当にいつも良くしてくださってありがとうございます。大好きです♡
さて本日は、よく相続は揉めるというけど、何が原因で揉めることが多いの?というお話を。
遺言書がなかったという状況で一番多いのは「誰がどれだけもらうか」という問題でしょうか。
普通法定分じゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、被相続人の介護の面倒をこれだけ見てたとか、昔これでお金出してもらったじゃないかとか、詰まるところ「だから自分はこれだけもらう権利がある!」そういった内容が多いように聞きますね。
面倒云々の話に関しては、民法904条の2第1項に寄与分という制度がありますが、こちらもなかなか厳しい条件(本来であればヘルパーを頼むレベルだが身の回りの世話から財産の管理など仕事を辞めてまで全て無償でやっていた等)や裏付ける資料を揃えるのが難しかったりもします。
道理を頭では分かっていても、感情面からの対立もあったり…。
その次には「何をもらうのか」。
相続財産には不動産や現金預金、株式の他に負債もあります。
保証人の立場も単純保証、連帯保証ともに相続対象になります。
もちろんできるなら親が作った借金など抱えたくない。
※厳密に言うと負債は遺産分割の対象にはならず、「債務引受」という形になります。債権者に対しては債権者の承諾をもらわない限り、あいつが引き受けたから私は払わない!といった主張はできませんのでご注意ください。
また不動産をもらっても今現在上手く稼働している投資物件でなければお金になるまでに時間がかかるから現金がいい、山林や田んぼなんかいらないなど、言い分は様々。
エゴや感情がある限り、少しでも考えに齟齬があれば揉める可能性は0ではない。
兄弟姉妹のみで話がまとまらないならともかく、裏で手を引く関係のない嫁や親族の存在。中途半端な知識を植え付ける知り合い。
とても面倒くさいですね。
相続が発生すると遺産分割の他にもいろいろとやらなければならないことや期限があるのだから、なるべく揉めずに穏便にスムーズに終わらせてしまいたい遺産分割手続き。
近頃士業の先生方がこぞって遺言書の作成をおすすめしたりセミナーを開くことが増えたのはその予防のためかもしれませんね。
先日受講したセミナーでは講師が「遺言書は何回でも書き換えることは出来るのだからとりあえず書いて冷蔵庫にでも貼っておけばいいんじゃないですか?」とおっしゃっていました。
遺言書というと縁起でもないだとか、しっかり書かないと!と考えてしまうでしょうが、もっと気軽に日記を書くような感覚でいいと思います。
「それでも…なんかなぁ…。」という方であれば、さらに気楽に書けるエンディングノートもあります。
「うちの子たちは絶対揉めないよ!」という方は…。
家族を信じるしかないですね。
わが家ではこの仕事をしているからなのか、兄と姉は私を頼りにしてると言ってくれました。
ただ、もしものときのために司法試験を目指しているわたくしでございます。(小声)
弊所でも、書くのに必要なものはなにか、ここだけ分からないから教えてほしい、自分で書いたものについてアドバイスがほしいなどのご相談を承っております。
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